History of Castle Airportキャッスル空港の歴史

Castle
Airport
Operations

キャッスル空港の役割

シエラアカデミーを訪れる方の多くは、かつてこの空港が空軍基地として使用されていことをご存じありません。

シエラアカデミーの本拠地は、戦略空軍司令部として知られていた「旧キャッスル空軍基地」で、第二次世界大戦、ベトナム戦争、朝鮮戦争時に使用されていました。
1995年に当日のビル・クリントン大統領の下で、中国・ロシアとの関係向上策の一環として、空軍基地としての役目を終え、民間利用が開始されました。

From air base
to
civilian airfield

空軍基地から民間利用の飛行場へ

空港が民間に解放されたのを受け、基地にあった施設を再利用し、2005年にパイロット養成学校の「シエラアカデミー」として開校しました。

現在は「キャッスル空港航空開発センター」と呼ばれ、「シエラアカデミー」の施設の他にも、米国西部最大の航空博物館があり、小規模戦闘機からフライング・フォートレスまで70種類を超える珍しい航空機を収容しています。

航空博物館には、多くの先進的な戦闘機や第二次世界大戦で使用された軍用機を復元したWWIIワーバード、SR-71ブラックバード、退役したエアフォースワンなどがあります。

 
 

Google X
project, etc.

Google Xプロジェクト, etc.

2014年以来、シエラアカデミーは、高く評価されている「Google Xプロジェクト」の本部と緊密な関係にあります。
そこでは、Googleが自家用車を開発したり、「Project Loon」のテストを行っています。
Project Loonは、世界の遠隔地にWi-Fiインターネット接続をもたらす目的で、高層気球を成層圏に打ち上げる計画です。

Google Xの本部以外にも、旧航空基地では、マーセッドにあるカリフォルニア大学、メーサリサーチファシリティも受け入れています。
そこは、高度なドローンの試験施設の現場となっており、その開会式には、当時のファーストレディであるミシェル・オバマ大統領夫人が訪れました。

アカデミーで最も古く、親しみやすいものは、学校の寮の近くにある航空機の格納庫にあります。これらの航空機格納庫には、退役した軍の整備士達によって修復された様々な航空機が収容されています。

これらの退役軍人は、航空博物館のために今も働き続け、パイロットが訓練を受けたり、日々積み上げられる歴史や航空史に残る大切な出来事等を守るために尽力しています。
彼らは新世代に向け、パイロットであることの特権と責任を教えることに専念しているだけでなく、開かれた格納庫のドアに歩いて行き、新しいプロジェクトを覗き、彼らの航空経験を共有することを惜しみません。